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2012/07/28(土)

kobo Touchを買ってみた

kobo Touchkobo Touchkobo Touch
楽天の電子書籍端末、kobo Touchを買ってみました。
発売当初、アクティベートできない等、数々の問題が発生して炎上。買うかどうか迷っていたのですが、たとえ電子書籍端末として今一だったとしてもKobo_Touch_Hackingにある通り、色々といじれるようなので購入する事にしました。
届いた時にはアクティベートの問題なども解消されており、個人的にはこんなものじゃないのというのが率直な感想。
もっとも、現状はPCにソフトウェアをインストールしてアクティベートしなければ使えないという点で、PC初心者等がサポートなしで利用するのは厳しいのではないかとは思います。無線LANの設定もPC初心者には難しいはず。
個人的には、普通に電子書籍端末として使う事よりも、他の用途として使えないかどうかが気になっていたり。自炊しかり、他にはiPadを使って会議をしているという会社はちらほらと聞きますが、iPadはまだまだ値段が高いかと。kobo Touchであれば1台あたり約8,000円なので、kobo Touchに資料を入れて閲覧できるかどうか。
Excel 100%倍率でA4 PDF出力したものをkobo Touchに入れて閲覧してみた所、フォントサイズが10ポイントを切るとかなり厳しい気が。もしkoboで資料を閲覧するのであればそのあたりを意識して資料を作成する必要がありそう。端末自体はコンパクトで、E Inkなので消費電力も少なく1度の充電で長持ちするので良いとは思うのですが・・・(1台5,000円以下であれば・・・多少の不便も我慢できるような気も。)
ついでに、kobo Touchに限らず、特定の電子書籍端末を普及させたいのであれば、キャズム理論でいうイノベーターとアーリーアダプターは少なからず自炊を重要視しているだろうから、日本語書籍のラインナップよりもむしろ自炊まわりの機能充実をはかったほうが良いのではないかと思っていたりします。そうすれば自然とキャズムを超えるのではないかと。もっとも、こういう方向に舵をきると出版社が支持してくれるかどうかという所で問題が発生しそうではありますが。でもまあ、こういうものは普及したもの勝ちでしょう。
ちなみに、現状の問題点。Ciscoの無線LANアクセスポイントを利用しているからなのかもしれませんが、どうも無線LAN接続がうまく利用できません。具体的には、設定して無線LAN接続できた後、kobo側で切断されると再接続できなくなります。設定を削除して再起動し再度設定をし直さないと無線LAN接続できなかったり。
ちなみに、PDFの表示も余白を詰めたPDFファイルの場合、ページを送った際、右側に前ページのイメージが残ったままになったり。
とりあえず、次のファームウェア更新で改善される事を期待しています。
良かった点として予想外だったのが、お試し機能のkobo ウェブブラウザ。お試し機能なのでサポート対象外だそうですが、jQuery mobileが問題無く動作しました。掲載写真右の通り。
もっとも、E Inkなのでスクロールが必要な場合、スクロールの度に再描画されるのでちょっと微妙ですが。スクロール不要なように設計すればWebアプリケーション端末として使う事も可能・・・かもしれません。(もちろんWebページへのアクセスには無線LAN接続が必要で、無線LAN接続に問題があっては話になりませんが。)
今回の炎上は、コンシューマ向けIT系ハードウェア開発を考えている企業にとっては非常に勉強になるのではないかと。

※追記:kobo Touchでたとえば既存のA4資料を閲覧するとして、現状ではハードウェア的に厳しいというのが率直な感想。現状ではkobo Touch用に資料を作成しなければならない感じです。消費電力すくなく、紙資料なしで会議をするという意味でやる価値がないとは言いませんが・・・。
iPad等のタブレット端末等と比べて軽さと、紙資料を見ているのと変わらない感じで目が疲れない、なんとなく雑に扱ってもいいかなと思える(賛否両論ありそうですが)所はいい感じなのですが。
スマホなどと比べて解像度が低い(ドットの点が大きい)為、同じE Inkのディスプレイであればすくなくとも縦・横ともにkobo Touchの1.5倍の大きさは必要な気が。さらにPDFをPCで直接生成するのではなく、スキャンするとなると画質は落ちるわけで、スキャンしたものを快適に閲覧するには縦・横2倍くらいのディスプレイサイズが必要な気が。ただ、2倍の大きさでは今度は携帯性が犠牲になってしまいます。
E Inkディスプレイの解像度が向上か画面サイズ1.5倍、さらに軽量化、そして値段が下がる(ついでにカラー対応する)かどうか。
書類の電子化は液晶ディスプレイ系のタブレット端末が進化しておさえるのか、E Ink系の電子書籍端末等が進化しておさえるのかは今後の動向が気になる所。いずれにせよエコの観点からも端末の値段が下がれば進む事でしょう。


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CCNA(Cisco Certified Network Associate)取得を目指している取得した取得後有効期限満了したぎりぎり20代30代突入30代30代後半40代突入管理人のブログです。

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